司法書士のおしごと、マンション修繕委員も頑張る

「人に歴史あり」まさに、ドラマのような人生に、遭遇する毎日です。

かんぽ生命 意外だった契約数

最近、成年後見人の申立を依頼された70代後半の男性は一人暮らし。認知症が進行しつつあり、いよいよお金の管理がうまくいかなくなって、社協に応援を求めたが、インチキ契約にだまされそうになるなど、後見人が必要になり、依頼が来た。


彼の資産状況を現在とりまとめている最中だが、預かった通帳や証券には、郵便局を通じて契約した生命保険やがん保険の証券が複数ある。
それもつい数年前に契約したものも多い。


この年代で重複しての生命保険やがん保険は必要だろうかと首を傾げる状況だ。
穏やかなお人柄なので「はいはい」と言われるがママ契約したのだろうと想像できる。
すでに社協の人が連絡を取って、それ以上の契約は断っていたので、一安心だが、後見人に就任できたら、保険の担当者と掛け合って、できるだけご本人の負担が少なくなるよう善後策を講じるつもりである。


まるで、こういう話を察知したかのように、タイミング良く先日の朝日新聞の記事に、郵便局員のノルマ背景に‥ と記載されていた。
さもありなん、と身近な事例で納得した。郵政民営化の功罪は、もっと真剣に論じられて良いように思えた。(2019/6/30)

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